日本語学校で勉強している生徒の多くは就学生という在留資格

1.日本語学校で学習する!日本の日本語学校で勉強している学生の多くが「就学生」という在留資格です。平成18年度には約3万人の学生が日本語学校で勉強していました。もちろん目的は日本語を勉強することです。日本語学校で学んでから、日本での大学進学を目指す人が多いです。

よく、「日本語の先生? 英語ペラペラなんだ!」と言われますが、日本でなら日本語教師は外国語が話せなくてもできます。直接法と言って、「日本語を日本語で教える」方法をとっている学校が多いからです。最初は戸惑っていた学生も大抵1年もすると、きちんと勉強さえすれば日常生活に困らない程度には話せるようになります。
日本語教師は、自分にとってあたりまえだった日本という国や日本語について新しい発見をしたり、日本にいながらにして様々な国の情報を得ることができる本当に魅力のある仕事です。時には学生たちの鋭い質問に、 ドキリとさせられたりもするのです


上級の学生に「外国で使われている日本語を知っていますか」と質問すると、ちょっと前までは「ゲイシャ、ニンジャ、スシ、スキヤキ」などと答える人がほとんどでした。日本はまだまだ「不思議な国」扱いで、現代のことにはあまり興味を持たれていないんだな~と思ったものです。

しかし、最近やっと新しい単語が登場するようになりました。
学生の年齢層にもよりますが、よく聞くのは「アニメマンガ、オタク」、あとは漫画の題名。インターネットの普及で、いろいろなアニメ関係の言葉を知っている学生もいます。
ちょっと年齢が高めの学生だと「カラオケ、カイゼン」など。生活が垣間見えますね。
いろんな日本語が世界中で使われるのは嬉しいことですが、できることならイメージのいい言葉が広がるようにと願っています。






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