日本を徹底分析して世界でのイメージやランキングを公開
目次
日本の街が他国と比較してゴミがなく清潔な理由を知ったら納得した
1.タイやベトナムヘ行った時のこと。空気の悪さ、排気ガス、それだけではなく、クラクションの音……これらには本当に驚きました。他にもフランスは犬の糞天国です。特に南部はひどいです。逆に、日本を訪れた外国人、特に中国人の多くが、「どこに行っても清潔だ」と言います。そのように感じる外国人は多いみたいです。公共の駅や道路やトイレは清潔ですし、こみも少ないです。高速道路のサービスエリアでも、観光地でも、公共のトイレであっても清潔さにかけては高級ホテル並みのところも多々。「日本の清潔さは、人を気持ちよくさせる」といわれます。日本人のモラルが高いだけでなく、多くの場所で清掃員がまじめに取り組んでくれているからですよね。また、靴を脱いで入室することにも注目ですよね。
足が寒ければスリッパを使いますし、幼稚園や学校では上履きを使いますし。土ぼこりが室内に入るのを防止することが目的なんですが、内と外とを明確に分ける文化なんでしようね。
そして抗菌グッズの多さもあげられます。靴下、シーツ、肌着などの繊維製品、まな板や風呂桶などのプラスチック製品、家電製品も抗菌化されています。なんでも抗菌です。
2.当たり前だけどゴミ箱に行ってごみを捨てる日本人
ほとんどの外国の人々から、日本はとても清潔な国という印象を持って頂いているのは有名です。誠実や親切などの印象を持たれることが多い日本人ですが、それだけでなく、日本はなんといっても街が清潔なのです。
海外では道端にゴミが落ちていることなんて当たり前。ちゃんとゴミ箱がある所まで行って捨てればいいのに何故わざわざ道端にゴミを捨てるのでしょうか。
しかし海外の街に注目すると驚きの事実があるのです。なんと、海外では数メートルおきにゴミ箱が設置されているのです。日本人からしたら想像も出来ないくらいのゴミ箱の数です。
なんでこんなにゴミ箱があるのにみんなゴミを捨てないのだろう…。日本人なら誰もがそう思うでしょうが、これは日本人の感覚です。海外の人たちからしたらそれは逆。
なぜ日本にはゴミ箱がこんなに少ないのにゴミが全然落ちていなくて綺麗なんだろうと思うのです。わたしたちが当たり前にしているゴミ箱のあるところにまでゴミを捨てるという習慣は日本独自のものなのです。実に誇らしい習慣だと思いませんか?
3.罰則はいらない
日本人に対して、「街をきれいにするにはどうしたらよいか」と尋ねると、さまざまな回答が想定されるが、「一人ひとりが意識して公共ルールを守るべき」といった内容の答えが、一定以上を占めるであろう。
同じ質問を外国ですれば、「街を汚す者に対して、より厳しい罰則を適用すべき」という答えが目立つかもしれない。「街を清掃する職員を、もっと増やせばよい」という答えも、ところによってはあるだろう。外国人のこういった考え方に、違和感を持つ日本人は多いはずだ。
日本と同等、あるいはそれ以上に、公共マナーが行き届いている国は限定される。シンガポールは美しい街並みを誇るが、たとえばタバコのポイ捨てに何万円もの高額の罰金(あるいは目立つ作業服を着せられての清掃作業)といった重い罰則を科すことによって維持されていると聞く。
日本の街も最近は落書きや駅前の違法駐輪などが目立つが、重い罰則を設けなくても、多くの市民は公共ルールを守り街の美化には協力的だ。
ルールがあればそれを守る。これは日本人の常識だ。空き缶やタバコのポイ捨てをする人もいるが、人の見ていないところでやる。ルール違反に対して、罪悪感を抱いているからだ。
外国に行けば、公衆の面前でも堂々と公衆道徳に反する行為が目立つ。「罰則がないからいい」とか、「清掃員がいるからいい」と言って、自らの行為を正当化しようとする。
海外から物資調達をしようとするとき、その調達国の製造業者が我々の要求する品質の製品を作れるかどうか、その製造現場を調査した。その製造現場には品質保証や品質管理のマニュアルが整備され、日本の専門家もそれらの内容に満足した。
我々は安堵して、その製造業者に製品の発注をかけた。ところが供給された製品は、当方の期待に反して、粗悪なものが多数混入していた。我々が満足した工場のマニュアルどおりに作っていれば、あり得ないお粗末な品質のものだった。それらの製品が、マニュアルどおりの工程を踏まずに製造されたのは明らかだった。
ルールや規則があれば当然守るという、日本の常識は世界の常識ではない。事例の場合、その工場には社内ルールを守る職員と、守らない職員がいた。製造現場としては致命的で、日本では考えられないことだ。でも外国では、そんなに珍しいことではない。その工場で作られた製品が、長年その国の市場で受容されてきたのも事実なのだ。
公認のルールや規則を守るのは面倒だが、罰則があれば仕方なく守る。もしルール、規則、法律などに抜け道があれば、それを利用してすり抜ける。抜け道があるのに、真面目にルールを守る奴は愚かという風潮の社会さえある。納税者と徴税者がグルになり、多くの人が脱税行為をしている社会も外国には珍しくない。
日本人は、たとえ罰則がなくても決まり事を守る。隠れてルール違反をやっても、お天道様が見ているといううしろめたさがつきまとう。財布を落としても、それが元のままで戻るなど自国ではあり得ないことだと、外国人たちは驚博する。
特定のイデオロギー、人権意識、政治思想、経済政策など、自国の価値観を他国に押しつけようとする国がある。日本にはそのような主義主張はないが、ルールや規則、社会的道徳などの自発的道守こそ、日本人が誇る価値として世界に率先垂範できることだと思う。
外国でも、ルールや規則を守ることが悪いと公言する人はいない。でも表向きは守ると言いながら、それらをかいくぐってぬけがけする人は後を絶たない。
そのような状況の中でも、日本人は守る。ルールを守るやつは愚かだと思われでも、それでも守る。そして、「社会や組織のルールを守るのと守らないのとどっちがいいか」とみなに問えばよい。守らないほうがよいという答えは、たとえあっても少ないはずだ。ルールや規則を愚直に、そしてかたくなに守る日本人はやがて尊敬され、信頼を勝ち得ることになるのではないだろうか。
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