日本を徹底分析して世界でのイメージやランキングを公開
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日本にはチップ制度がないのに他国と比較してサービスが凄い
日本のサービスは他国と比較してもどことなく違うと思います。たとえばカフェでの一コマをとってみても、お客さんの前にコーヒーを置く時は相手のことを考えてそっと置く。心の和む感じのいいマナーです。
また常に、何かできることはないかと気を配っている。日本の接客業の態度には目を見張るものがあります。それに比べて欧米では事務的に置く、自分を中心にした動作になっているように思えます。日本の感覚に慣れてしまうと、他国での無愛想さや接客のカジュアルさに少々とまどいを感じることさえあります。
また、衣料品店での一コマ。海外ではぼんぼんとプラスティックバッグ(スーパーの袋や紙袋)に入れられてしまうので、初めは驚いてしまいました。対して日本では、丁寧に畳み、包み、入れてくれる。これがプレゼントにもなろうものなら、何重にもラッピングされ、商品自体の大きさの数倍にまで包装されることも珍しくない。日本の包装の仕方はホントに凝っていて、買ったもの以上の価値を感じさせてくれることもあるし、ささやかなものでもゴージャスに見せる工夫があります。そしてひと手間はお店側のお客様ヘのリスペクトをあらわしているように感じられ、ショッピングの楽しさも倍増します。
こういった背景があるから、プレゼントをあける時も丁寧になるのかもしれませんね。
他にも、ガソリンスタンドの窓拭きのサービス、郵便サービス、レストラン・カラオケや漫画喫茶などのアミューズメント施設などでの24時間サービス、タクシーの自動ドア、雨の日の傘を覆うためのビニール袋、海外旅行バッグのスペースの半分以上が義理土産(笑)……あげるとキリがないくらいです。
2. 日本にはチップはないですが、基本的に従業員は丁寧で親切ですよね。サービスや仕事に対する考え方が外国とはとても違うように思えます。もちろんどんな小さな仕事でもちゃんとやろうとしますし、定時になったからといって投げ出したりしないですよね。欧米では時間がきたら従業員はさっさと帰ってしまうこともあり、お客がいようがいまいがお構いなしですし、他の忙しい従業員を気遣うということはあまりないような雰囲気です(あくまで相対論なので、決してみんながみんなそうというわけではないですよ)。
ユニークという点で外国人の度肝を抜くのは、日本人ならではのサービス精神とサービス自体の質です。 いまだアメリカでは未知の世界である「顧客満足度」という指数にこだわるサービスです。そして、そのサービス自体が、グレードアップしていることです。
向上への弛まぬ努力は、日本人の当たり前であっても、世界のスタンダードからしたら驚異の国民性なのでしょう。 日本人は、常にさせていただくという気持ちを忘れていません。多くの顧客が満足するのは、すべてのサービス業がそれを徹底している賜物なのです。
コンビニや小売店、デパートに至っても、どちらかというと「してあげる」がスタンダードなのがアメリカのサービス・ポリシーです。本当の意味のサービス(奉仕)ではなく、客と口論したり客に嫌な顔をすることなど日常茶飯事という状況さえ存在しています。
無愛想な店員、偉そうな態度のウェイトレス、ティップ(心づけ)が少ないと客を駐車場まで追いかけるウェイターなど、サービスの逆を行くディスサービス(仇)が横行する国と日本を比較すると日本人でよかったと思うかもしれません。
ニューヨークのイエローキャブは有名ですが、乗ってみると乗り心地は悪いし、室内も汚れているときが多いという印象です。運転手はきつい訛りの英語を話す無愛想な外国人がほとんどです。
このまま誘拐されるのではと思わせるほど冷酷な視線のロシア人、なにやら異様な体臭を放つ中近東人、そして、意味不明な英語を聞き直すと憤慨する東欧人タイプなどさまざまです。アメリカのタクシー事情はサービス業とは呼び難い乗合自動車的な交通手段に下落してしまっている感さえあります。
東京では、大げさなジェスチャーでタクシーをヘイル(つかまえる)する必要もないし、ドアまで自動で開けてくれるのです。そして、白いシートカバーの清潔なインテリアと、スーツ姿の運転手の機敏さとフレンドリーさは、ニューヨークでは到底考えられない光景なはずです。
それもそのはず、得体のしれない物体が床にこびりついていたり、カジュアルすぎる出で立ちのドライバーに慣れているアメリカ人から見れば、日本のタクシーは、リムジン(ハイヤー)同然の高級感が漂っているのです。
某タクシー会社の接客態度。運転手席から素早く降車して後部客席側のドアを開き、ドア上部の枠に自らの手を添えて「どうぞ」というジェスチャー。日本では当たり前の光景ですがニューヨークのタクシー会社の重役は、サービスというのはこういうものだと思い知るために一度東京のタクシーに乗車してみるべきです。
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