日本語で笑いに関する言葉はたくさんあるが英語は2つだけ

日本と外国の笑いに関する言葉 数ある非言語コミュニケーションの中でも、やはり最も重要で多くの情報を伝えるのがアイコンタクトを含めた顔の表情ではないでしょうか。

表情については、ジェスチャーのように国によって意味が異なることはほとんどなく、喜怒哀楽それぞれ万国共通でもあります。笑いについても、哄笑、苦笑、失笑、冷笑、微笑おおむねどこでも同じニュアンスでしょう。

ただし、日本にはジャパニーズスマイルという独特の笑いがあります。困惑した時や恥ずかしい時に浮かべる笑みのことで、あまり表情自体を変えずに薄く笑う点に特徴があります。これは、本来笑うべきところではないのに笑うとのことで、「何を考えているのか分からない」「薄気味が悪い」と、外国人には極めて評判が悪いです。

日本人とアメリカ人の表情による感情表現を、幸福、驚き、怒り、嫌悪、悲しみ、恐れの6種類に分けて調べてみると、日米で最も違う点は日本人が嫌悪の表情を出さないよう努めることだそうです。

相手に嫌悪の表情をさせないよう「ノー」というかわりに微笑をし、自らもそんな表情を人にみせないよう感情を抑えて微笑みを作る。日本人のこんな複雑で微妙なメンタリティーを、他に理解してもらうことはなかなか大変かもしれません。

一方、アメリカ人には習い性になっているが、日本人はまずしない笑いもあります。それは、見知らぬ同士がエレベーターやレストランなどで目があった時に交わす微笑です。

日本人の場合、知り合いであれば饒舌なほどにあいさつをしますが、未知の人同士は誠に冷たいです。恐らくこの両者の違いは、お互い何を考えているか分からないからこそ、あえて敵意のないことを確認しあう必要のある多民族国家と、そんな必要性をあまり感じないわれわれの相違といっていいでしょう。


日本語には「笑い」に関する言葉がたくさん
日本語には「笑い」に関する言葉がたくさんあります。微笑、失笑、爆笑、嘲笑、冷笑、ほくそ笑む、せせら笑う、抱腹絶倒
・・・。

一般的に海外の人からすると、日本人は笑顔が少ない、表情が読みにくいと言われています。確かに顔全体を使って感情を表現する外国人を見ると、日本人は表情が硬いのかもしれません。

しかし、英語圏で「笑い」を表現する単語は、大きく分けるとたった二つしかありません。smileとlaughです。意味は知っての通り、smileが口を閉じて笑う、laughが口を開けて笑うです。

実は外国人の笑いはlaughが多く、smileが少ない、そして日本人の笑いはlaughが少なく、smileが多いといわれています。

日本人は社交の場で相手と良好な関係を築きたい、相手と仲良くなりたい、というシチュエーション以外でも笑いの表情を作ることがあります。場の空気が気まずくなった時や、悲しい雰囲気になってしまった時など、得てして笑いの表情をつくることがあります。

これは相手に対する思いやりの気持ちや、他人のために心地よいと思う表情を作ろうとする、日本人特有の社会的義務感がそうさせていると考えられています。

この意識は外国人には伝わりにくいため、日本人は感情が読みにくいと誤解される原因にもなっているようです。しかし、周りを気持ちよくしようとする笑いの文化は、日本人ならではの素晴らしい文化であり、良さではないでしょうか。




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