チップはいくら渡す?日本に馴染みのない受けたサービスによる金額の目安

1.チップチップという制度は日本人にとって一番馴染みがないもので、文化もありませんので、旅行先ではどうしたらいいのか戸惑う場合もあると思います。

もともとチップ発祥の地は英国です。

その後アメリカで大きく発達しました。英国人やアメリカ人がよく行く国や地帯では チップの風習が根付きます。

ドイツ人やフランス人は払う人が少ないと思います。 チップは彼らの給料の一部なのです。

日本風にいうと特別手当?みたいなもんです。 そのシステムとは日本の場合はホテルにしろ、レストランにしろ10%前後のサービス料は取られているはずですがアメリカでは取らない代わりに、サービスをした人に直接渡す方式だと思ってください。

必ずしも決まった額を渡すのではなく、失礼にならない金額を書くので参考にしてみてはどうでしょうか。
レストラン、タクシー等は基本的に20%前後。
チップの目安は国によっても違いますが…

悪いサービスだった場合 : 10%
普通のサービスだった場合 : 15%
良いサービスだった場合 : 20%

が一般的な目安です。 受けたサービスの内容によって金額を変えてみましょう。

ホテルで荷物を預けたり、運んでもらう時は、荷物一個につき1ドル。 ホテルでルームサービスや、特別な用事を頼んだら5〜10ドル。

バレットは最低10ドル。 部屋を掃除してもらったら1〜5ドル。 タクシーを呼んでもらったら1〜5ドル。 空港送迎とかのドライバーにも、荷物1個につき1〜5ドル。 スタバやファーストフード店では、小銭のお釣りを箱に入れる。 こんな感じですね。

ファーストフード店以外で小銭をチップで渡すのは失礼にあたるのでご注意を。 あと、レストランとかで良く見かける光景ですが、チップをキッチリ計算するのは バカかケチだと思われるのでやめた方がいいです。

例えば、レストランの料金が87.24ドルだったら100ドル挟んでいいんです。 支払いの時に小銭まで払うのは、恥ずかしい行為なので、注意してくださいね。

また、最近ではクレジットカードで払う場合も多くなりましたが、支払い方法は 明細書の中に TipとかGratuity ( 心づけ・謝意 ) といった欄があるので、そこに食事代の15%~20% 程度の額を記入します。

TOTALを記入する欄もあれば最終合計金額を記入します。 海外といってもチップが半ば強制のようになっているのは限られた国になっています。 チップを受け取ることができる職業はチップ分を見越して会社から受け取る賃金が他の職業よりも低くなっています。

つまり社会の仕組みがそのようになっているのです。 客が直接評価するため自然とサービスが良くなるという利点があるのですが、表に見えない現金収入であるため課税されず脱税されてしまうわけです。

だから国としてはチップ制度は好ましくないのです。 消費者の立場からも煩わしいとの声が多く、世界的には無くなって行く方向で動いています。

2.どこでもチップを渡す必要のある国(代表例)
・アメリカ
・カナダ
・メキシコ
・エジプト
・カタール
・アラブ首長国連邦(UAE)

レストランでサービス料が含まれていない場合はチップが必要になる国(代表例)
・オランダ
・ロシア
・アイルランド
・オーストリア
・トルコ
・ブラジル
・チリ
・南アフリカ

常にチップを渡す必要はないが丁寧なサービスにはチップを渡す国(代表例)
・イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、ギリシャ
・ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、スイス
・オーストラリア、フィジー、イスラエル、インド、中国、台湾、韓国
・インドネシア、シンガポール、マレーシア

チップを渡すことの習慣がない国(代表例)
・フランス
・アルゼンチン
・イエメン
・オマーン







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