世界で物価が高い都市ランキングを見ると日本は驚きの順位

世界の物価が高い都市ランキング
1.物価の高い都市(ニューヨークを100とする指数)
1位 東京 124
2位 オスロ 112
3位 ロンドン・コペンハーゲン 106
5位 ソウル・モスクワ 105
7位 ジュネーブ 104
8位 ニューヨーク 100
9位 ポン 99
10位 ストックホルム・ヘルシンキ・パリ・ブリュッセル 97
2.東京が一番高い?
旅人の実感としては、ヨーロッパは物価高なのですが、国連の調べた物価となると変わってきます。
上の表は世界各国に派遣されている国連職員が、330の商品やサービスの価格を調査し、ニューヨークを100として物価を算出したものです。

こういうことで、東京が1位になるなんて、喜んでいいのか、嘆いていいのかわからないところです。物価が高いということは、その分稼がなければならないわけで、稼げない人には、単に過酷なだけなのです。北欧やスイスは、旅していてもたしかに高いと感じます。

そういう地域には、個人旅行よりもパック旅行を利用したほうがかなりお得になります。
ロンドン、パリはさすがにトップに顔を出しているけれど、中でもロンドンは、ここ数年で不動産の価格がかつての日本のバブル並みに上昇しています。

巷で噂されるのは、サッカーのプレミアリーグ、チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモピッチに象徴されるように、ロシアのオイルマネ—が大量に流れ込んでいるということです。

そして一般の旅行者たちが、ホテルの高値に悲鳴を上げるのです。
それにしてもわからないのが、ソウルとモスクワの物価の高さです。

ソウルは、それほど高くは感じないですし、モスクワは、値段のわりに中味が充実しておらず、やらずぼったくり的です。
言えるのは、ソウルなら、安くて充実したホテルやレストランも多く、旅はしやすいですが、一方、社会主義体制が崩壊したと言っても、民間の安価なレストランやホテルが少なく、無理やり金を払わされている感じのモスクワは、旅がしづらいということでしょうか。

そしてもうひとつ、ヨーロッパでは、レストランはアジア諸国あるいはアメリカのようなファーストフードの店が少なく、値段も決して安くない。だから余計に、外食せざるを得ない旅人は、物価高の印象を強くするのかもしれません。






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