日本人のユニフォーム(制服)文化の魅力とは

勧善懲悪の象徴は、映画ではカウボーイ、カラテの達人、マッチョなアクションヒーローが定番だが、実社会では制服を着た職業の人、例えば警察官、警備員、兵隊などがそれに当たります。

制服、特に濃紺のユニフォームを着ると、人間は自意識過剰になるらしく、職権乱用や暴力沙汰、セクハラ、パワハラ事件を巻き起こすのも、制服を着た人々によるケースが目立ちます。

アメリカでも、フロリダ州の自警団員が、挙動不審という理由だけで黒人少年を尾行して口論になった挙句、発砲して殺害した事件がありました。当初、正当防衛を理由に逮捕に踏み切らなかった州警察も、人種差別問題として全米でデモ行動に発展するに至って遂にその自警団員を逮捕した。

日本人の制服文化は広範囲になっています。中学、高校生、警察官や郵便配達員はもちろんのこと、一般事務員、デパートの店員、銀行員、タクシーの運転手、そして、サラリーマンの制服ともいえるダークスーツ姿など、海外では規制のない職種までがユニフォームを統一しているのです。

学校で全員同じ格好をしているのは、アメリカではエリート私立校くらいです。制服の生徒がそこら中にいる日本の光景をニュースで見たときは違和感があったけど、私服登校は余計な神経を使うし、下手すると間違ったギャングカラーを着て襲われることだってありえます。

確かに、アメリカの高校生は、衣装、ヘアースタイル、化粧など、セルフイメージを整えるのに四苦八苦しており、勉学に対する集中力も散漫になることは否めません。

日本でも、クールビズ、ウォームビズ、カジュアル・フライデーなど、ビジネスユニフォームの緩和化の波の中、ネクタイさえ選べばよかったスーツ姿とは違い、何を着るかで悩む中年の方々も多いと聞きます。

しかし、一見どこか違うそれぞれのカジュアル姿も、襟高のシャシやポケットチーフ、ラペルピンなど、成功イメージを醸し出す商品が流行すると、誰もが着るようになっていくのです。 つまり、制服ではない制服文化で私服を着るのも日本人のスタイルというわけです。

保険体育の先生や運動会系の学生がこよなく愛するジャージ姿、一目で庭師や建設作業員とわかるニッカポッカ(だぶだぶパンツ)、その筋の方たちが好んで着るド派手なシャシ、これも全部ユニフォーム(制服)カルチャーの賜物です。

アキバ・カルチャーで世界に名をはせた「萌え」のメイドの制服、カワイイ文化の発信源でもある女子高生の制服、ゲイシャの制服とも呼べる日本髪と振袖、そんな、日本文化の粋を集めたユニフォーム姿は数多くあります。

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