日本に神社は10万あって仏教の寺と違うこと知ってる?

1.神社とは、日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設のことです。日本各地には10万社を超える神社があると言われています。そこで祭られている神様は、「八百万(やおよろず)」の神と呼ばれるように非常に多彩です。

たとえばギリシア神話で「神様」といえば擬人化されたものが多いですが、日本の場合、伝説上の人物だけでなく岩や滝、山が神様としてまつられることがあります。

そのため、神社の敷地は自然と調和するように設計された施設が数多くあり、森や公園を兼ね備えているなど、人々にとって信仰の場所だけではなく日常生活のやすらぎの場所として利用されることが多いのです。

2.現代ではそのように位置付けられる神社ですが、過去には複雑な歴史がありました。日本では古代に大陸から仏教が伝来され、大陸の進んだ文化を取り入れるため、国家をあげて仏教の普及に取り組みました。

その結果、神社で仏教を信仰することが広まり、いくつかの神社は仏教の寺院としての性格を帯びるようになります。

近世になり、神道と仏教は厳密に分離することとなり、ふたたび神社は八百万の神を祭る場所に戻りました。1月1日に近所の神社へ新年のお参りをすることはほとんどの日本人にとって、一年の一番最初にする習慣になっています。







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