日本人の芯となるコアの部分は外国人に比べてレベルが高い

日本人や日本人のライフスタイルに憧れて来日する外国人、そして、日本に来たことはなくても、親日家の見聞話やネット情報でジャパニーズ・ウェイ(日本式)の人生観に触れてみたいと感じる人は、日本人が思っているよりもはるかに多いです。

東北復興のドキュメンタリーを観た映画監督は、災害から一本だけ生き残った陸前高田市のド根性松に自分たちの思いをダブらせる市民の姿、春に咲いた桜を地域全体で花見し、そこからやる気をもらう人々のまっすぐな心に涙を流して感動したと語ってくれました。

「あの松の木も桜も、日本人にとっては自分の分身なんだと思う。厳しい試練を乗り越えてがんばる姿に、自分と自然の融合点を見出す詩心を持っている日本人の生き方は、とてもロマンチックでシネマチック。中西部のトルネード(竜巻)災害のとき、生き残った大木や植物に地域復興の思いをダブらせてがんばる心の余裕は、残念ながらアメリカ人にはないんだよ」

自然と自分との融合という点は、日本人の季節感に発するところが大だというと、「アメリカだって東部に行けば四季はあるし、ロサンゼルスの桜だって満開になる。でも、それを自分自身のやる気や元気に結び付ける生き方は、アメリカ人にはちょっと東洋的すぎるんだろうね」

フォーシーズンズ(四季)はその名の通り3カ月ごとに春夏秋冬とめぐりますが、日本の四季は、実は4週間ごとに微妙な変化がめぐってきます。

同じ春でも、初春、春たけなわ、晩春と、風景も気温も人の心も移り変わる。夏は、初夏、盛夏、晩夏と姿を変えるし、秋も、初秋、中秋、晩秋と季節が次第に寂しさを増します。

そして冬は冬で、初冬、厳冬、晩冬とめまぐるしく推移していきます。中には、「小さな秋」「一瞬の夏」といった表現があるほど、つかの間の季節感に日本人は慣れ親しんできました。だから、日本人の想いは、移り変わる自然と一体感が強いのです。

人間はどんな人種でも、DNAに刻まれたコア、つまり核というか芯が存在しているはずです。 自然や季節に特別な思いを抱き、4週間、つまり毎月ごとにシーズンの移り変わりを感 じて、自分の人生の場面とダブらせる。そして、天災を生き抜いた桜や松に強い生命力を感じてやる気をもらう日本人は、我々欧米人種と比べると、はるかに上質のコアを持ってる気持ちになると思います。


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